kosodate.ch

痛みをわかってほしいんだけど・・

この間の日曜日、日本からツアーの団体に添乗してきた友達の仕事が終わるのを彼女達が宿泊するホテルのロビーで待っていたときの話。

そのホテルのロビーはかなり広いスペースがとってあって、ソファやインターネットができるスペースとともに、子供が遊べるコーナーも設けてあった。レゴや本、大きなクッションブロックや、ちょっとした遊具もおいてあって、子連れで待ってる私達にも嬉しかった。
玄関には「Child friendly hotel」と書いたステッカーが貼ってあったのもうなずけた。

そこで花を遊ばせながら友達を待っていた。ロビーのある同じフロアにレストランがあってそこで彼女達は食事中。そこで食事中の他の宿泊客の子供達も食事が終わったのか出てきてそのスペースで遊びだした。

その中にアクセントからしてイギリス人の子供と思われる、7,8歳くらいの男の子がいた。花の他にはスペイン語を話す姉妹だと思われる3人連れ。
最初はそのイギリス人の男の子がなにやら叫びだして、少し離れたソファに座っていた私と父ちゃんは「?」となった。
近づいていくと、イギリス人の男の子がスペイン語を話す姉妹に向かって、

「I am going but YOU, stay there or I am gonna shoot you!」

と言っているのが聞こえた。スペイン語を話す姉妹の姉らしきほうの女の子は少し英語を理解するらしく、「なんかヘンな子・・」といった態度だったのだけれども、「shoot」なんて単語を聞いた私はびっくり仰天。

「それはナイスじゃないんじゃない?」と男の子に向かっていってみた。

すると、「僕がボスなんだ。彼らは僕の言うことを聞かなければならない。一歩でも動いたら撃ち殺してやる!」
と言う。

・・・このガキ・・・と思いつつも、「なんで?ここはみんなで遊ぶスペースでしょ?誰がボスってこともないんじゃない?それにこの子達はみんなおとなしく本を読んでるじゃない?」

と冷静に聞いてみた。・・・よかったよ、英語圏の子で。そうじゃなかったらここまで言い返せない。

「うるさいっ!ごちゃごちゃ言ってるとお前もその子供も撃ち殺すぞ」

・・・なんじゃ?なんかヘンなの?・・と思ってるところでその子のお母さんらしき人がやってきた。

「ジェームス、ほら、こっちへきて遊びなさい」と他の子から少し離れたおもちゃのキッチンがあるところへ誘う。

呼ばれたジェームスというその男の子はキッチンの方へ向かい、おもちゃのクロワッサンやらパンを手にして、またこっちに戻ってきた。

「ほら、お前達感謝して食え。全部残さず食べるんだぞ、じゃないと、撃つぞ」

・・・まただ。で、お母さんらしき人もそのやりとりを聞いているはずなのに、一言も言わない。

結局その子は私の友達がやってくるまでの20分ほどの間に「shoot」を何度言っただろう。
お母さんも聞いてるはずなのに、なんで何にも言わないんだろう?

私は「そんなこと言ってると誰も一緒に遊んでくれなくなるよ。それに、shootというのは人に向かって使う言葉でもないし、言ってはいけない言葉だと思うよ」とだけ彼に言ってそれ以上言うのをやめた。

その家庭それぞれで価値観は違うだろうけど、こんな小さい子が「shoot」と人に向かって言うのを私は耐えられないし、それは「痛み」を伴う言葉で、もし実際に「shoot」することがあれば、それは血も流れるし、痛いことだし、死んでしまうことだってある。と、私だったら教えてあげたいと思った。
最近の日本では子供の犯罪も増えていて、それはゲームやバーチャルな感覚で身につけた「痛み」を伴わない殺生のせいで不幸にも命を落とす子供達がいる。だからこそ、そんな簡単に「shoot」なんて単語を人の口から聞きたくないのだ。

その子のお母さんとは何も話をしていないので、明確なコメントは避けるけれども、ホントにびっくりした出来事でした。
[PR]



by meiz-bik | 2005-08-23 21:29 | 育児

ゆるゆると・・・日々あれこれ。
by meiz-bik
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

ブログパーツ

ファン

ブログジャンル

画像一覧