バイト先にて・・
またまた、バイトネタ。
いやね~、もう、はっきり言って私、結構ボロクソにお客さんのこと言ってるときがあります。
それはあっちがドイツ語でこっちが日本語だから・・っていう「絶対わかんないだろ~」っていう気楽さが元々辛口派だった私の口に輪をかけてしまうからなんですけどね。
それでも、基本的には気持ちのいい時間を過ごしてもらおうと、接客の基本は押さえてますよ、私。とてつもなく失礼じゃない人以外は普通に接しますし。
でもね、時々いるんです。「何様?あんた?」
って感じの人が。
一応、ロケーションがチューリッヒの老舗高級デパート(現状は赤字経営)ってことで、お客様が差し出すカードはゴールドがスタンダード。プラチナも準スタンダードレベル。私、ここでの仕事を始めて、人生初でアメックスの黒いカードを2度も見ました。限度額ないらしいね、あれ。なんでも買えちゃうらしいじゃん。
・・と、まぁ、金持ちがお客さんに多いのですが、あれだね、金持ってる奴ってのは時々ロクでも
ないのがいるね。
何でも金出せばなんとかなる・・って思っている。
今日もそんなお客さん。
ランチ時はその辺のオフィスで働くビジネスマンがちゃちゃっとお昼を食べにくる。全部あわせても16席ほどのキャパしかないうちの寿司バーなので、お昼は予約の人が優先。慣れた人は9時の店が開店と同時に予約の電話をしてくるので、11時半の昼のサービス開始時には席が全部予約で埋まっている・・ことも多い。
それでも、例えば13時からの予約の席で、12時に別のお客さんが2人来た・・とすると、「13時までですけど、よろしいですか?」と確認のうえ、座ってもらうこともある。
ま、その辺ね、回転率を上げないとなんとも狭いバーですし・・・。
でも、その手もあくまでも先着順。埋まってしまうとしょうがないし、予約までの時間が30分を切ってしまうとこちらもサービスが充分にできないので、お断りしている。
今日もそんな日で、予約の席は12時と13時からのお客さんで埋まっていたけれども、なんとかまわしたりしながら、お断りするのを少なくしてやっていた。
そこへ、「俺、金もってるぞ~」という雰囲気バリバリの傲慢な感じな人、女性と一緒だった。
予約の札を置いている席に堂々と座る。
「あの、失礼ですが、ご予約はされていますか?」
予約をされていたのは常連さんだったので、彼ではないことを承知のうえで聞いてみた。
「いや。してない」
「申し訳ありませんが、こちらの席はご予約が入っておりまして・・」
「じゃ、2人席を用意してくれ」
・・・・・おっさん、見たら分かるやろ?全部予約の札立ってるやんけっ!
「あいにく、全て予約で埋まっておりまして。もう10分もすれば全てのお客様がお見えになると思うので・・・」
でも、まぁ、とりあえず丁寧にお断りしてみる。
「なんだ。寿司が食べたいのに、この店じゃ食べさせてもらえんのかっ?」
・・・・なんてこったいっ!食べさせる、食べさせないの問題ではなく、席がある、席がない・・の問題じゃないかっ!んなことも分からんのか?おっさん?
「あそこの2人はもう食べ終わってるようだな・・・どいてもらったらどうかね?」
・・・・・と勝手に席の段取りまで始める。
もちろん、こちらとしてはある程度の回転率をあげるため、食べ終わったお皿を下げてみたり、さりげなく、「そろそろ~」という雰囲気を出して、お会計を済ませてもらうこともあるけれども、あくまでもお客さんが自発的に立ち上がるまでは「出て行ってください」なんていえない。
しかも、その2人というのは13時からの予約の席に無理やり座ってもらった別のお客さん。彼らが出て行ったところで、13時からの予約の人がやってくるから、当然問題のおっさんが座れるわけがない。
「いえ、あちらの席もすでに13時からの予約が入っておりまして・・」
「じゃぁ、我々はどうすればいいんだっ!」
・・・・・知らんやんけ・・・・勝手にせ~や~。
と言いたいのを必死でこらえる私。
「いえ、ですから、今の段階では予約を頂いてるお客様が優先でして、さらにお2人、次にあいた席をお待ちの方もいらっしゃいますし・・・」
・・・・・つまりね、「おととい来やがれっ!」ってことなんよ、おっさんっ!
あんまりしぶとい、特におっさんだと女の私だとなめられることもあるので、ある程度のところでシェフに代わってもらう。
もちろん、シェフにしたって私と同じことを言うだけなんだけど・・・。
で、おっさんの捨て台詞。
「キミたちは客商売とはどんなものかもっと勉強したほうがいいねっ!」
・・・・・どういうこと?分からないわ・・私。
予約があって、あんたは予約してなくて、席がなくてそれを丁寧にお断りしてる私達、これ以上どんな接客があるのだ?さらに勉強せなあかんことってなんなのよっ!おっさんっ!教えろっ!
・・・・・と、まぁ、こんな理不尽なおっさんも多いです。
そうかと思うと、同じ金持ちでも「素敵な奥様」って感じのおばあちゃんがやってきて、
「いくら、シャケ、マグロを3つずつね。全部赤でかわいいでしょ?ふふふ♪ロゼのワインはないかしら?」
とお茶目なことをぬかすおばちゃまもいます。
さらには、スイスにはロシア人が多いのですが、このロシア人達、「どっかでつながってるんだろうな?」と思うくらい、みんな同じものを注文します。
基本的にシャケ好き。そして、酒好き。
ま、そんなバイト先、嫌なこともあるけど、基本的には面白い。
いやね~、もう、はっきり言って私、結構ボロクソにお客さんのこと言ってるときがあります。
それはあっちがドイツ語でこっちが日本語だから・・っていう「絶対わかんないだろ~」っていう気楽さが元々辛口派だった私の口に輪をかけてしまうからなんですけどね。
それでも、基本的には気持ちのいい時間を過ごしてもらおうと、接客の基本は押さえてますよ、私。とてつもなく失礼じゃない人以外は普通に接しますし。
でもね、時々いるんです。「何様?あんた?」
って感じの人が。
一応、ロケーションがチューリッヒの老舗高級デパート(現状は赤字経営)ってことで、お客様が差し出すカードはゴールドがスタンダード。プラチナも準スタンダードレベル。私、ここでの仕事を始めて、人生初でアメックスの黒いカードを2度も見ました。限度額ないらしいね、あれ。なんでも買えちゃうらしいじゃん。
・・と、まぁ、金持ちがお客さんに多いのですが、あれだね、金持ってる奴ってのは時々ロクでも
ないのがいるね。
何でも金出せばなんとかなる・・って思っている。
今日もそんなお客さん。
ランチ時はその辺のオフィスで働くビジネスマンがちゃちゃっとお昼を食べにくる。全部あわせても16席ほどのキャパしかないうちの寿司バーなので、お昼は予約の人が優先。慣れた人は9時の店が開店と同時に予約の電話をしてくるので、11時半の昼のサービス開始時には席が全部予約で埋まっている・・ことも多い。
それでも、例えば13時からの予約の席で、12時に別のお客さんが2人来た・・とすると、「13時までですけど、よろしいですか?」と確認のうえ、座ってもらうこともある。
ま、その辺ね、回転率を上げないとなんとも狭いバーですし・・・。
でも、その手もあくまでも先着順。埋まってしまうとしょうがないし、予約までの時間が30分を切ってしまうとこちらもサービスが充分にできないので、お断りしている。
今日もそんな日で、予約の席は12時と13時からのお客さんで埋まっていたけれども、なんとかまわしたりしながら、お断りするのを少なくしてやっていた。
そこへ、「俺、金もってるぞ~」という雰囲気バリバリの傲慢な感じな人、女性と一緒だった。
予約の札を置いている席に堂々と座る。
「あの、失礼ですが、ご予約はされていますか?」
予約をされていたのは常連さんだったので、彼ではないことを承知のうえで聞いてみた。
「いや。してない」
「申し訳ありませんが、こちらの席はご予約が入っておりまして・・」
「じゃ、2人席を用意してくれ」
・・・・・おっさん、見たら分かるやろ?全部予約の札立ってるやんけっ!
「あいにく、全て予約で埋まっておりまして。もう10分もすれば全てのお客様がお見えになると思うので・・・」
でも、まぁ、とりあえず丁寧にお断りしてみる。
「なんだ。寿司が食べたいのに、この店じゃ食べさせてもらえんのかっ?」
・・・・なんてこったいっ!食べさせる、食べさせないの問題ではなく、席がある、席がない・・の問題じゃないかっ!んなことも分からんのか?おっさん?
「あそこの2人はもう食べ終わってるようだな・・・どいてもらったらどうかね?」
・・・・・と勝手に席の段取りまで始める。
もちろん、こちらとしてはある程度の回転率をあげるため、食べ終わったお皿を下げてみたり、さりげなく、「そろそろ~」という雰囲気を出して、お会計を済ませてもらうこともあるけれども、あくまでもお客さんが自発的に立ち上がるまでは「出て行ってください」なんていえない。
しかも、その2人というのは13時からの予約の席に無理やり座ってもらった別のお客さん。彼らが出て行ったところで、13時からの予約の人がやってくるから、当然問題のおっさんが座れるわけがない。
「いえ、あちらの席もすでに13時からの予約が入っておりまして・・」
「じゃぁ、我々はどうすればいいんだっ!」
・・・・・知らんやんけ・・・・勝手にせ~や~。
と言いたいのを必死でこらえる私。
「いえ、ですから、今の段階では予約を頂いてるお客様が優先でして、さらにお2人、次にあいた席をお待ちの方もいらっしゃいますし・・・」
・・・・・つまりね、「おととい来やがれっ!」ってことなんよ、おっさんっ!
あんまりしぶとい、特におっさんだと女の私だとなめられることもあるので、ある程度のところでシェフに代わってもらう。
もちろん、シェフにしたって私と同じことを言うだけなんだけど・・・。
で、おっさんの捨て台詞。
「キミたちは客商売とはどんなものかもっと勉強したほうがいいねっ!」
・・・・・どういうこと?分からないわ・・私。
予約があって、あんたは予約してなくて、席がなくてそれを丁寧にお断りしてる私達、これ以上どんな接客があるのだ?さらに勉強せなあかんことってなんなのよっ!おっさんっ!教えろっ!
・・・・・と、まぁ、こんな理不尽なおっさんも多いです。
そうかと思うと、同じ金持ちでも「素敵な奥様」って感じのおばあちゃんがやってきて、
「いくら、シャケ、マグロを3つずつね。全部赤でかわいいでしょ?ふふふ♪ロゼのワインはないかしら?」
とお茶目なことをぬかすおばちゃまもいます。
さらには、スイスにはロシア人が多いのですが、このロシア人達、「どっかでつながってるんだろうな?」と思うくらい、みんな同じものを注文します。
基本的にシャケ好き。そして、酒好き。
ま、そんなバイト先、嫌なこともあるけど、基本的には面白い。
by meiz-bik
| 2005-07-07 04:19
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